2021.02.05
マーケティング【設定・登録編】Googleマイビジネスのメリットとは?歯科医院でGoogleマイビジネス・マップ(MEO)をスタートしよう!
歯科医院の経営者さんによくある悩みが、「今よりも集患したい」というものです。
現在日本国内にある歯科医院の数は69000軒ほどです。歯科医院はコンビニよりも数が多く、その分競合他社も多い業界となっています。
近年では歯科業界でもWebを使った集客が注目されており、本記事では「Googleマイビジネス」についてご紹介しました。もっと集患に力を入れたい歯科医院オーナーさんに向けて、Googleマイビジネスを活用するメリットや活用術について参考となれば幸いです。
歯科医院で必要とされるGoogleマイビジネスとは?
Webを使った集患ツールは数多くありますが、歯科医院においてはGoogleマイビジネスはとても効果的な手段です。以下Googleマイビジネスの概要についてご説明します。
Googleマイビジネスの概要
Googleマイビジネスを使うと、Googleマップ上であなたのウェブサイトを宣伝できます。つまり実店舗を持っている経営者さんが使えるサービスです。
Googleマイビジネスは無料で活用でき、どなたでも気軽にご自身の店舗を登録することができます。しかしただ店舗を登録しただけでは、集客効果は期待できません。より検索されて多くの方に知ってもらえるサイトになるには、MEO対策という取り組みが必要です。
MEO対策とは
MEO対策とは日本語訳すると「地図エンジン最適化」といいます。この最適化作業を行うことによって、Googleの検索エンジンから「良質なサイト」だと評価され、該当するキーワードで検索されると上位に表示されます。その結果、集客効果が期待できるというわけです。
MEO対策とSEO対策の違い
MEO対策はGoogleマップ上で上位に検索させるための対策ですが、一方でSEO対策という手段も存在します。こちらは日本語訳すると「検索エンジン最適化」といい、GoogleやYahooなどの検索ツールで検索をした時に、自社サイトを上位表示させるための対策です。
違いを簡単にまとめると、Googleマップで検索上位を狙うのがMEO対策、検索ツールで検索上位を狙うのがSEO対策とご理解いただけたら幸いです。
Googleマイビジネスのメリット・デメリットとは?
この章では具体的にGoogleマイビジネスを活用することのメリット・デメリットについてお伝えしていきます。
Googleマイビジネスのメリット
Googleマイビジネスのメリットは大きく以下の3点です。歯科医院への集患を目的とした場合、どのメリットも非常に強みとなります。
多くの人に知ってもらいやすい
歯科を探す際、多くの人がGoogleマップを使っています。その理由は「軽い虫歯であれば、近くの歯科医院で十分と思っている」からです。
つまりGoogleマップで自社サイトが上位表示されるよう対策をとっていれば、自然と多くの人に知ってもらえて集患につながります。
MEO対策は集患における費用対効果が高い
MEO対策は費用対効果の高いWeb集客方法です。その理由は、Googleマイビジネスは無料で活用できるからです。SEO対策は上位表示までの労力が大きく、Web広告はかかる費用が大きいため、MEO対策は非常に費用対効果の高い手段といえるでしょう。
MEO対策が十分にできている歯科医院は少ない
これだけメリットの多いGoogleマイビジネスですが、実はMEO対策が十分にできている歯科医院はほとんどありません。つまり競合が圧倒的に少ないため、MEO対策をしっかりと行えば他社と大きな差別化を図れます。
Googleマイビジネスのデメリット
メリットの多いGoogleマイビジネスですが、反対にデメリットも存在します。デメリットは以下2点です。
集患効果が見込めるまでに時間がかかる
MEO対策は集患効果が現れるまでに、3〜6か月程度の期間を必要とします。つまり即集客につながる手段ではありません。
実際多くの店舗経営者さんがGoogleマイビジネスの活用を始めても、効果が出るまでの約半年間モチベーションが維持できず、MEO対策の活動を止めてしまいます。
Google社によって決められたルールが多い
GoogleマイビジネスはGoogle社によって決められたルールが多く、特に多くの経営者さんがネックに感じるのは以下の2点です。
・写真の掲載順をこちらで指定できない
・お客様からの口コミを消せない
経営者さんからすると、よりお客様に見ていただきたい写真があると思います。しかし投稿した写真は、Googleが評価した写真の順番に並べ替えられてしまいます。
また悪質な口コミを書かれた場合でも、こちらから消すことはできません。Googleに口コミ削除を依頼することはできますが、削除の判断をするのはあくまでもGoogle側です。
Googleマイビジネスをスタートするための設定方法をご紹介
では実際に、Googleマイビジネスの活用をスタートしていきましょう。
実際の操作画面を使って順番にご説明いたします。
(1):検索エンジン(Google)で「Googleマイビジネス」と検索する
「Googleマイビジネスへようこそ」というページが表示されるため、クリックします。
(2):「登録」ボタンを押して、アカウントの登録を始める
(3):ビジネス情報の存在を確認する
「〇〇歯科」のように歯科名を入力し、すでにGoogleマップ上に登録があるかを確認します。これはサイトの重複を防ぐためです。
(4):ビジネスの名称を入力する
歯科であれば「〇〇歯科」のように入力をします。
(5):ビジネスのカテゴリーを入力する
いわゆる業種を選びます。歯科であれば「歯科医院」という業種が選べます。
(6):実際に訪れることのできる場所かを選択する
歯科のように、顧客が直接その場所に訪れてサービスを受けられるような事業の場合は「はい」を選びます。
一方で事務所のような顧客が直接訪れない場所を登録する際には「いいえ」を選びます。
(7):住所を入力する
(8):情報の登録を再度確認する
ビジネスの名前・住所から登録情報の重複がないかを確認します。
同じ店のページが2つ以上あると、顧客が困惑してしまうからです。
(9):位置情報を確認する
もし位置情報がずれている場合は、住所の入力ミスがないかも確認が必要です。
(10):ビジネス拠点以外の場所でもサービスを提供しているか選択する
「はい」に当てはまる例としては、店舗内で作ったパンを出荷して他のスーパーなどでも販売するような場合です。
(11):連絡先の電話番号・ホームページなどウェブサイト情報を入力する
(12):「完了」ボタンを押す
完了ボタンを押すと、Googleマイビジネスへの仮登録が完了します。
2〜3週間で登録した住所に確認のハガキが届くので、そこに書かれた登録コードを入力すると正式に登録が完了します。
【まとめ】
歯科医院がGoogleマイビジネスの活用によって集客効果が期待できることと、アカウントの登録手順についてまとめました。
登録作業は難しくないので、ぜひ今からでも取り組んでみてください。