2019.12.18
お知らせ小児歯科出身の歯科衛生士による「小児」のオンライン勉強会!
小児患者の対応で悩むとき、ありませんか?
今回の勉強会テーマは、「小児の対応」。
12月10日(火) 13:30~14:40、ジニーを導入している医院様向けに勉強会を開催しました!
オンライン勉強会初!弊社所属の歯科衛生士による臨床系勉強会です!!!
数ある歯科医院の中から、選ばれる歯科医院になるには何が必要でしょうか?
今回は、小児対応に関するお悩みや小児歯科をより良くしていくために何ができるか、ご参加頂いた医院様同士で意見交換・情報共有を行いました。
以下、勉強会の内容を一部ご紹介致します。
①保護者は子どもの歯科医院をどのように選んでいるか
子どもの歯科医院を選ぶ理由としては、口コミ・紹介、検索・ホームページ、家から近いなどの理由が多くなっており、保護者の評価がキーポイントになっていることがわかります。保護者のニーズを満たすために1つ押さえておきたいのは、特に「幼少期」に歯の知識や情報が欲しいと感じているということです。
幼少期は、乳歯の萌出時期であり、保護者と子どもの関係が密である期間です。周囲に比べて歯が生えてくるのが遅いと心配になったり、卒乳・離乳食、歯磨き方法やグッズの選び方等々・・・保護者の尽きない悩みに向き合うことが大切です。保護者の気持ちに寄り添う対応、子どもの特徴を踏まえた対応について、この機会に改めて考えてみませんか?
②子どもの年齢ごとの特徴と対応
歯科医院でよくあるシチュエーションでの子どもの対応について、クイズ形式で考えて頂きました。
皆様も是非、対応について考えてみてください!
【2~3歳児の特徴】
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・おしゃべりができるようになる
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・2歳前後いやいや期(魔の2歳児)…自我が発達し自己主張が激しくなる
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・いろんなことに興味を示す…危険なことを理解できない、大人の行動を観察している、不快感や痛みを与えると拒否反応
【対応の一例】
目線を合わせて「何してるの?」と聞き、話を聴いてから「ここ(診療室)には危ないものがたくさんあるんだよ。〇〇ちゃんが痛い痛いしたらお母さんもお姉さんも悲しいよ。お母さんが探しているから待合室まで戻ろうか」と待合室に誘導します。待合室まで戻れたら、「自分で戻れたね、えらい!」と褒め、名前を呼ばれたら保護者と一緒に診療室に入ることを伝えます。
【4~5歳児の特徴】
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・集団生活スタート
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・できることが増える…自分磨き
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・いろんなことに強い興味を示す
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・4歳の壁・魔の4歳児…自分と他人の違いが理解できる、心身の変化にジレンマ
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・言葉には注意!…保護者の協力も大切
【対応の一例】
「何が嫌だったの?」と1対1で話を聞き、治療の順番を描いた絵本を読み聞かせ、何をするのかを理解してもらいます。緊急性のある場合を除き、納得するまで何度も繰り返し話をします。「今日はコレをやってみようか?どっちにする?」と、選択肢を与えて自ら選んでもらい、スモールステップで1つずつできることを増やしていきます。
③フリートーク
主に小児の手の挙げ方について、意見交換が行われました。治療中に何かあれば、右手だと器具が多く
危険なので左手を挙げてもらうこと、または音の出るぬいぐるみを持ってもらい鳴らしてもらう等の
工夫をされている医院様もありました。
他にも、ユニットで先生が来たら泣いてしまった場合の対応について話題が上がりました。
いずれも年齢による特徴を踏まえた対応が大切ですね!
以下の子どもの成長発達の分類表を、是非参考にしてみてください!
まとめ
保護者の子どものお口への関心は非常に高いものです。子どもの来院をきっかけに、家庭での口の健康に関する話題を増やす、家族単位での来院を促すきっかけになるといいですね。
ジニーで小児の対応に役立つ機能なども、今後検討して参りますので、是非ご期待ください!
次回のオンライン勉強会は、2019年12月23日(月)開催予定です。
前回ご都合がつかなかった医院様向けに、内容は今回同様「小児の対応」です。
皆様のご参加をお待ちしております!
過去の勉強会の様子はこちらからご覧になれます!